白金高輪動物病院

白金高輪動物病院は2008年白金高輪にできた動物病院です

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検査・手術

椎間板ヘルニア

椎間板とは?
犬の背骨(脊椎)は頸椎(7個)、胸椎(13個)、腰椎(7個)、仙椎(3個)、尾椎(5個)で成り立ち、この椎骨がたくさん連なってできています。
この椎骨と椎骨の間には背骨をなめらかに曲げるためのクッションがあります。
これが「椎間板」です。
椎間板ヘルニアとは?
椎骨と椎骨の間の椎間板に変性が生じ、その内容物が飛び出すタイプと、椎間板の形が変形し隆起するタイプがあります。
どちらも、椎間板の真上に走っている太い脊髄神経に圧迫が加わる病気です。
※椎間板ヘルニアの発生部位、ヘルニアによる神経損傷の程度によってかなり症状に差が見られます。
頚部椎間板ヘルニアの症状
首を痛がる(触ると嫌がる、上を向かない、震えるなど)
運動失調(元気がない、散歩に行きたがらない、いつもより動きがのろいなど)
麻痺(手、足が動かない、立てない、間隔がないなど)
胸腰部椎間板ヘルニアの症状
腰・背中を痛がる(震える、歩きたがらない、抱くと痛がって鳴いたり怒ったりするなど)
運動失調(後ろ足のもつれ、歩行困難など)
後肢の麻痺(排尿・排便困難などの重篤な症状)
かかりやすい犬種
特にミニチュアダックスやウエルッシュコーギー、ビーグルといった、いわゆる軟骨異栄養性犬種が非常にかかりやすいと言えます。
これらの犬種では若くても罹ることは珍しくありません。
ただし、どの犬種においても起こる可能性はありますので注意が必要です。
治療の流れ
椎間板ヘルニア症状が見られた場合、早急に治療が必要です。
問診、一般的身体検査ののち、神経学的検査を行います。
状況によって単純レントゲン撮影、血液検査等を行います。
通院の場合
比較的症状が軽度であれば、抗炎症薬(ステロイド、非ステロイド剤)、ビタミン剤、レーザー療法などを行います。
入院治療の場合
病期によりステロイドパルス療法(コハク酸メチルプレドニゾロン)のパルス投与)、点滴による薬剤投与、レーザー治療などを行います。
ステロイドの効果を最大限に出すには、良い治療です。
しかし、発症後早期でないと効果が薄い可能性があります(発症から8時間以内が良いと思われます)。
強い副作用が予想されるため、最小限に抑えられるよう他剤も併用します。

急発症した椎間板ヘルニアでは、麻痺の程度が強く尿が出ないことや進行して立つことすらできなくなることがあります。
この場合は手術まで時間がかかりすぎると経過は良くないため、早急に検査()、手術が必要です。
※確定診断を行う場合、MRI・CT検査を別の機関に依頼します。
» 動物検診センター(キャミック)のウェブサイト
病期グレードが進んでいる場合、内科療法では十分な効果は望めない事が多いため、早急かつ的確な判断が必要になります。
深部痛覚がない状態で48時間以上経過すると治療しても回復が望めないという事が以前より言われておりましたが、実際には48時間以上経過していても手術によって回復した症例はいくつも報告されておりますし、当院でも回復した患者様はおられます。
ただし、時間経過が予後に大きく関連することは確かですので、早めの対応が望ましいのは間違いありません。
MRI検査
椎間板ヘルニアが疑われた場合、早急に手術部位の特定を行う必要があります。
大事なのは、部位の特定までスムーズな検査を行い、なるべく早く手術まで進める事です。
※場所が一か所だけとは限りません。
椎間板ヘルニアの手術
スムーズに手術を行うためセンターにて、MRT・CTの検査(麻酔が必要です)を受けていただき、病変部の位置を確定したのちに手術にうつります。
病変の位置や状況によって様々な術式がとられますが、基本的に圧迫部の解除が目的です。
圧迫の原因である椎間板物質の除去を行います。
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